頭痛の治療法緊張型頭痛
基本的な治療法
肩、頚部の筋肉が凝って硬くなっているわけですから、それをもみほぐす、つまり温めて血の巡りを良くし、ストレッチ体操やマッサージなどで硬くなった筋肉をほぐしてやることが第一です。次に精神的ストレスの原因を取り除くことは通常難しいので(例えば仕事が忙しくて休めない、というビジネスマンに、それがストレスですからなるべく休む時間を取りなさい、といっても何の解決にもなりません)できる範囲でリラックスできる方法を覚えてもらいます。簡単なのはオフィスで座りながら出来る肩・首の体操です(体操)。またほんの数分でも眼を冷やして伸びた姿勢で静かにしているとリフレッシュできるものです。気持ちの切り替えも必要でしょう。自分が肩こりと自覚できない人は、しばらく投薬で楽になった状態を体験してもらうのも良いと思います。筋弛緩作用の強い軽い安定剤と、胃に負担の少ない鎮痛剤が有効です。ただし薬で良くなったあとは、だらだら薬を続けるのはよくありません。自覚が出たら、また肩こりにならないよう、体操や気分転換などを心がけるよう指導します。
筋肉・筋膜が硬い硬結となり痛みを生ずる場合(筋筋膜痛)
主にケガやスポーツ後の肉離れが高じて起きやすいのですが、自分で気がつかないうちに軽い肉離れを起している場合もあります。寝違えなどもこれです。この場合は硬くなった筋肉を温めるのは同じですが、ケガの直後だったりまだ筋肉が熱をもって腫れている時期は冷やした方が良いのです。通常ケガをしてから1週間程度で腫れがひき硬くなってきます。その後は温めてマッサージは同じです。ただし飛び上がるほど痛い場合は痛み止めの注射(トリガーポイントブロック)によりとても楽に治療できるようになります。薬も必要なことが多いのですが、温めたあとマッサージも兼ねて痛み止めの軟膏を塗りこむのが効果があります。後頭部にズキンと響いて頭を動かせない場合は、後頭神経ブロックの適応になります。注射なので嫌でしょうが、通常1〜2回で良くなります。また肩の関節が硬くなり肩甲骨周囲が張ってくると、頚部から頭まで響く筋肉の硬い筋が出来やすくなり、腕にも痛みやしびれが出てきます。肩の周囲に使い捨てカイロやアイスノンを温めたものを当てておくと、かなり楽になります。